こちらの開発史は初回の当日版権取得時のものです

                         

「ウルトラマン」「テレスドン」「ナキラ」と来て
次の成田先生リスペクト怪獣は何か?

と考えるところを素直にそうしないのがサンガッツ本舗

2011年2月ワンフェスの新作当日版権ソフビは「古代少女ドグちゃん」です!

自分が欲しいソフビを作る。それがサンガッツ本舗。

ホビー誌でドグちゃんを初めて見たときから、第一話を見たときから、作りたい欲求は高まっていました。

しかし、特撮キャラクターとは言えるものの、アイドルが演じるキャラクターですから、

そう簡単にソフビ化できるものではありません。

役者本人に似せる造形は困難だし、似せると肖像権問題も発生するし、似てないのも嫌だし・・・

ドグちゃんソフビが欲しいと思うものの、落としどころが見つからず、とりあえず初期衝動は封印しました。

ところが、2010年夏のワンフェスでJ-FACTORYさんがキャストキットを出して下さっているのを見て、

即購入して、即 次のワンフェスでの申請を決めたのです。落としどころは、

70年代にドグちゃんが放送されていたら、こんなソフビあったんじゃない?

なテイストに決定。

例えば、昔のソフビ チャッピーとか、M1号さんの女性隊員ソフビとか、そんな感じ。

こんな感じであれば、ウチらしいドグちゃんソフビを作ることができるのではないかと思ったのです。

そう思ったら造型開始!なのですが、資料があまりにも乏しい。

「ドグちゃん超全集」でもあればいいのですが、DVDと掲載されている写真、展示されていたものの写真ぐらい。

 

ドグちゃんの縄文模様を解析することに時間を要し、なかなか造型に入れないでいました。

しかし、そうこうしてるウチに申請写真を送る締切は近づきます。そこで急激に造型開始!

 

ほぼ、三日でここまで持って行きましたよ!これこそ、ドグちゃん愛のなせる技!!

さらに、作ってみると分かってくるもんです。

70年代的造型には正確な模様を彫り込むより、ある程度アバウトなディテールの方が似合うことを。

やはり、造型も「考えるな、感じろ」なのです。

 

こうして、まだディテール不足な部分もありますが、とりあえず申請写真を発送。

あとはOKが出たら、細かい部分を彫り込み、サフを吹いて磨くことにします。

とは言うものの、申請書類を出した直後に、ワンフェス主催者である海洋堂さんがBOMEさん原型で

ドグちゃんフィギュアを作ると聞き、少し困惑すると共に「それを買って見れば、ディテールが分かるじゃん!」

と思ってしまいました。(どのみち現在通販受付中でまだ販売されていません)

さて、ドグちゃんと言えば、セーラー服姿、そのセーラー服を脱いだノーマルな姿、ドキゴローとドッキングした戦闘モードと3態あります。

人物フィギュアで一番細くなるのは首。キャストキットやPVCフィギュアなら問題ありませんが

ソフビの場合、この細さは抜きの関係で配慮しなければならないのです。

(パーツ数を増やして細首を再現することはできますが、70年代風的にも費用的にもやめました)

そこで、髪の毛を下ろし、首の部分の抜き幅を取ることができる戦闘モードをチョイスしました。

本当は、ドッキング前の方が好きなんですけどね。

ですので、今回の金型を使って、ドッキング前、セーラー服、ましてやドグーンVの面々も

続々ソフビ化!なんてのは容易ではありませんので、念のため。

ポーズの直立な感じは、70年代ソフビらしさと、ドッキング直後な感じです。

パーツ分割は、上半身、下半身、右腕、左腕のシンプルな4パーツ。

上半身と下半身の分割は、通常は腰ですが、アーマーの形状から胸下にしました。

そうして完成した原型がこちら。

 

ロウ型になってから、少し彫り込むディテールもあります。

続いて、ソフビとして抜き上がってきたのがこちら。

 

これで完成だ!といかないのが人物ソフビ。塗装が大変なのです

70年代的造型ソフビなので、スプレーによるザックリ塗装もしますが、顔の目の部分など

塗装マスクが必要な箇所が多いからです。

見本を作り、塗装マスクを作ってもらうわけですが、目のこの部分のマスク作るなら、首飾りのマスクも…

とかやっていると、結構 多くのマスクを作ることに。

そしたら、費用が予想以上にかかってしまいましたよ!

ソフビを作り始めて10年経つのに、費用の計算ができないのもサンガッツ本舗。

ワンフェスの当日版権は、本申請時に販売価格を決めてしまわないといけないため、

今頃 販売価格を変更するわけにはいきません。

2011年2月のワンフェスでは申請通り6500円ですが、以降の販売では値上げさせて下さい。すみません。

そして商品版がこちら!

  

70年代的ソフビとしてのザックリ塗装もドグちゃんには似合います。両腕は可動しますので、泥団子発射ポーズも。

 

アートストームさんのドキゴローソフビとの比較〜
「ドキゴロー!!変な妖怪がいるわよ!」「妖怪検索〜!!」

 

「データに無いドキ!ふざけた妖怪ドキ!」「こっちの妖怪はタバコを吸ってるわよ!」「不良ドキ!」

「あっ!こいつは妖怪まぶたの母!」「なんか違うドキ〜」

皆さんもお手持ちの妖怪ソフビと並べて遊んで下さい!

商品名:古代少女ドグちゃん
全高:21センチ 4パーツ