水木プロ様より一般版権許諾をいただき、最初の五ヶ月は当日版権モノを
リニュウアルして販売してきました。
そして、6アイテム目となる新作を何にしようかと考えた時に
妖怪好きで怪獣好きのアッシの頭に浮かんだのは、大海獣、妖怪獣と同じ巨大キャラでした。
そう、原始さんです。
アニメの鬼太郎カラー版に登場したのを覚えている方もいるでしょう。
(カラー版鬼太郎は、鬼太郎の話ではない原作を鬼太郎ものにアレンジした話が多い)
もっとマニアックに「キンドコング」なんてのも浮かびましたが、
浅井企画にも版権申請が必要そうなので止めました。(あたりめえだろ)
というわけで原型製作。
今回は「これ」という見本よりも、扉絵、劇中、イラストなどイメージを総合して作りました。
強いて言えば「大水木しげる展」のポスターに使われたイラストがメインでしょうか。
![](gensi-41.jpg)
おおまかにプロポーションを出しながら作っていきます。
特に体毛は大海獣ほど書き込まれてはいないものの、無いわけではなく、
かと言って、描かれた部分だけモールドを入れるのも変だったので、
類人猿のつもりでゴリラの体毛を参考にモールドしました。
![](gensi-70.jpg)
顔の表情も何度か試行錯誤して原型完成。ソフビにしました。
![](gensi-73.jpg)
パーツは5パーツ。上半身、下半身、右腕、左腕、こん棒の先端です。
当初、こん棒は脱着可能を考えていましたが、そういうミニパーツは無くすと悲しいので止めました。
ご覧のように、スタンダードサイズのソフビに近い大きさです。
![](gensi-91.jpg)
それでは、いつものように劇中イメージを再現してみましょう。原作を片手にご覧下さい。
(いつもながら、単にコレがやりたいがためにソフビ作ってる気がする)
![](gensi-94.jpg)
![](gensi-96.jpg)
最後は朋友「ぶたのはな」さんの原始人セットにも出演していただきました。
(勝手に使ってすんません)
さて、話はそれるようですが、ウチの作るものは、常に「萌え」とは真逆であります。
「萌え」フィギュアは細部、例えばスカートの中が作り込まれていることが重要なようで
WFなどのGKイベントでは、某大学教授のように手鏡で(無実だ!)ディスプレイされている
フィギュアのスカートの中を覗く人もいるらしいですな。
![](pancira.jpg)
こんな風に。
では、「萌え」とは真逆の「原始さん」を同じように手鏡で見るとどうなるでしょうか・・・
![](gensi-92.jpg)
あっ!
それでは、イベント・ネット通販でお買い求め下さい!
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