バックベアードに次いでリクエストが多かったキャラクター

それがこの吸血鬼エリート

貸本漫画では「霧の中のジョニー」、マガジンでは「吸血鬼エリート」、絵本では「吸血鬼チャランポラン」として、

月曜ドラマランド「ゲゲゲの鬼太郎」では佐渡稔が演じるという(見た目はベタな吸血鬼でしたが)

鬼太郎の好敵手として、なくてはならない存在なのです。

しかしながら、こうした人物系キャラクターは塗装に手間がかかるので、少数生産のソフビには不向きと諦めていました。

そんなある日、ふと思いついたのです。

ギターを弾く左腕を別パーツにして、動かせるようにしたらどうだろう?

いつもの如く思い立ったら、まさに夢遊状態で粘土をひねり始めたのです。

エリートには、演奏している時のニヒルな姿、吸血する時のキバの出た姿、大臣の吸血に失敗して前髪がおりた姿などが

ありますが、ベアードと違い横顔も描かれているので、ニヒルなエリートをチョイス。

特に、鬼太郎を誘い出すため踊るようにギターを鳴らしているコマが好きなので、

ポーズもその時のポーズを再現するように造型していきます。

 

オマケは、溶かされた鬼太郎のしゃれこうべをチョイス。

左目に目玉親父が入った状態で、非科学的にも生気があるため踊り出してしまう場面の立体化です。

 

「かがね虫と目玉親父は?」とか「ツボも作れ!」とかいう意見もありましたが、

検証するためにわざわざパジャマからスーツに着替えるエリートに惚れて、しゃれこうべのみで。

 

そして、ソフビになった商品状態はコチラ。

  

さて、パーツ構成的にギターは別パーツになっています。

そこで、ギターを固定させる方法をいくつか考えました。

「劇中同様肩ひもをかける」「胴体からデッパリを出してはめ込ませる」「接着する」

「劇中同様肩ひもをかける」は理想的ですが、ヒモのテンションに負けてベストポジションで

ギターをかかえることが出来なくなるかなと。

「胴体からデッパリを出してはめ込ませる」はソフビ的にいいのですが、ギターを外した時にデッパリが

残るのが変かなと。

「接着する」は最終手段としてアリですが、ギターを外した下のスーツが見れないのは嫌かなと。

そこで、ドール商品ではよく使われている両面シートを採用。「接着していて、取り外しも可能」となります。

(両面シートは商品に付属しております)

もちろん、取り外しにこだわったからには、普段は見えないスーツのボタンも塗装しています。

とは言え、オールソフビで仕上がれなかったコトをここに謝罪。

でもさ、ギター無しの姿ってなんかエアギターしてるっぽくねえ?(いいよ、そんなコトは)

また、この踊るようなポーズにしたため、立たせる時のバランスが非常に微妙になってしまっています。

少しの振動、傾斜により、倒れてしまう恐れもありますので、その場合はギター用に付属の両面シートを

適当な大きさに切り、足裏に貼ることをお勧めします。

さて、いつもの如く漫画の再現ですが、今回は特別に動かしてしまいますよ!

どうよ!こうよ!このコマの再現に勝るものはありますまい。

オマケのしゃれこうべも加われば、おれの常識は違う!

ああ、ようやくホームページとして進化したなあ。(GIFアニメごときで・・・)

そして、裏ギミックとしまして、首を抜いて「死神」ボディにすげ替えれば

モンガ国のパラガヨス王も再現可能!

花を持たせて、パイロットエースさんのねずみ男と並べましょう。

ちなみに、余った「エリート」ボディに「死神」ヘッドを付け、

ウエストケンジさんのブースカの帽子をかぶせてヒゲとメガネを自作すると

アルゼンチンのタンゴ博士も再現可能!

よろしかったら是非お試し下さい。ああ、楽しい。(おい)

              

それでは、イベント・ネット通販でお買い求め下さい!