サンガッツ本舗のソフビはサンガッツ怪獣シリーズからスタートしました。

サンガッツというヒーローから10数種におよぶ怪獣をデザインしソフビ化するのに念頭に置いたのは

成田亨先生のデザイン原理に準ずることでした。

そして、ある時 気づいたのです。

そんなに成田怪獣を敬愛しているのに、成田怪獣のソフビを作っていない!

これじゃあイカンと考えるも、ウルトラ怪獣は出尽くしているし、

ヒューマン怪獣やバンキッド宇宙人は資料が少ない。

どうしようかと考えていたある日、映画「日本以外全部沈没」を見ました。

監督は、自主映画からプロの監督になった、お手本のような存在である河崎実監督

劇中に怪獣番組を入れたり、音楽シーンなど、河崎監督らしい馬鹿な展開もありつつ、

ラストに訪れる「つかの間の世界平和」には、感動を覚えてしまいました。

「やはり、河崎監督は凄い!」と感心していると、脳内でバチバチとニューロンがつながったのです。

「地球防衛少女イコちゃん」に登場するペンタザウルス!!!

好きな河崎監督のメジャーデビュー作に登場する、成田先生デザインの怪獣、

そして着ぐるみ造型はGMKを手がけた品田先生

こんな尊敬する三人が生み出した怪獣ソフビがこの世に無いのはおかしい!

もうアッシの手は止まりません!早速 造型開始です。

 

これをWFの当日版権で出そうと思っていたのですが、何故か不許可。

途方に暮れていたところ、人と人とのつながりで河崎監督にたどりつくことになり、無事 許諾!

晴れて、一般版権商品として作れることになりました。

いや、本当につなげてくれた方々に心から感謝。

 

そうすると、後は原型を仕上げ、監修していただくのみ!

と言いつつも、河崎監督と品田先生に見てもらうということで、緊張のあまり造型は遅々として進まず。

予定より大幅に遅れてしまいました。

そして、完成した原型がこちら。

 

「目玉は金ではなく、クリームっぽい色で」と言われた以外はOKをいただきました。

品田先生には、WF会場で直接見ていただいたりで緊張しましたが、

そしたら、ソフビにするまでさ!

 

河崎監督の「ウルトラ怪獣ソフビと遊べるようにして!」という要望に応えて

今回は玩具らしさを出すため、艶有り成型にしました。いかがでしょうか?

もちろん、オマケ指人形はエイター。

 

こちらも成田先生のデザインです。

              

このように、ペンタザウルスのソフビ化はアッシにとって、偶然と必然、憧れと感謝の賜物でした。

出来上がった自分が作った成田怪獣のソフビを手にする感動は、ちょいと書けるものではありません。

成田先生にお会いして、見ていただくことが出来ず残念ですが、あらためて言いたいです。

成田亨先生、ありがとうございました。

              

それでは、イベント・ネット通販でお買い求め下さい!