当日版権で昭和ガメラを作る!
新作映画が制作されるわけでもないのに、何でそんなことを思いついたのか。
それは去年(2012年)「シグナル〜月曜日のルカ〜」という映画を見たからなのです。
田舎の古い映画館に大学の夏休みの間だけ映写技師の助手としてアルバイトすることにした恵介。(西島隆弘)
恵介の上司となる映写技師は、ルカ(三根梓)という同じ年ぐらいの女性だった。
ルカは過去のある事件から映画館から一歩も出ない生活を送っていて、常に心を閉ざしていた。
で、なぜ心を閉ざしているか、月曜日のルカとはどういう意味かが描かれていくうち、恵介とルカは徐々に
打ち解けはじめるわけです。そこは映画本編を見て下さい。
で、打ち解けた2人がこういう会話を交わし始めるのです。
オレも子供の頃、弟とよくこの映画館に来て映画見たんだ。と恵介。
私も映写技師のおじいちゃんとこの映写室から映画を見ていたわ。もしかしたら同じ映画を見てたかもね。とルカ。
すると、楽しそうに映画を見ている子供の頃の場面が映し出されるのです。
その時、上映されている映画が「ガメラ対ジグラ」!
客席の恵介たちも、映写室のルカも楽しそうにガメラを見ている。
もうそこで号泣ですよ。
で、映画は過去の事件のことやら、恵介とのふれあいとか、いろいろ描いていきます。
そこは映画本編を見て下さい。
で、なんだかんだで、ルカも過去の事件から解放され、映画館の外に出ることができるようになります。
近所の河原で子供達を集めて、屋外上映会を行うことになるのです。
その時、上映される映画が「ガメラ対ジグラ」!
恵介は、準備だけ手伝い、また帰って来ることを告げて、大学に戻るべく列車に乗ります。
やがて上映会が始まります。映画館の館長(井上順)が子供達に言います。
「それでは見ていただきましょう!ガメラ対ジグラ!」
走る列車から窓の外を見る恵介。上映会の行われている河原にさしかかる。
その時、上映されている映画が「ガメラ対ジグラ」!
ルカが列車の恵介に向かって笑顔で手を振る。
その横で上映されている映画が「ガメラ対ジグラ」!
感動で号泣するオレ!
よし!昭和ガメラのソフビを作ろう!
そういうことです。(どういうことだ)
いややはり、子供が大喜びして見る映画って「ガメラ」なんだな〜と再認識したってことです。
映画は娯楽の王様!ガメラって、その象徴のひとつなんだなと。
もちろん「シグナル〜月曜日のルカ〜」の本筋は上記以外のところにあります。
また、デジタル上映に押され、消え行くフィルム上映という側面も描いているところも見所です。
そして、村山達哉氏の音楽の素晴らしい。
自分が映画を作るときは村山達哉氏に音楽をやってもらうと決めております。
DVDがでていますので、是非みなさんもご覧下さい。
そうと決めたら、ワンフェス当日版権の申請締切り日までに原型を作ります。
いつものごとく日数が無い中で制作。サフ吹きもまだの状態での提出となりました。
このノロマめ!
昭和ガメラは、ゴジラほど作品ごとの着ぐるみの差異は語られませんが、それ以上にパペットも多用
されているため「このガメラ!」と特定することは困難だったりします。
ですので、トサカの大きさや腕や足のビラビラなど、いくつかの造型物の集合体として造型しました。
そして、ソフビになったのがコチラ。
黒成型にメタリックグリーンをスプレー。
目玉は電飾されているのをイメージしてゴールドで塗装しました。
また、トラウマ、アヴァンは艶消し金型で作りましたが、今回は昭和感を出すために艶有りで作りました。
平成、昭和、トトと、3種類並べるとこんな感じ。
是非、並べてみて下さい。
強いぞガメラ
強いぞガメラ
強いぞ、ガ、メ、ラ〜!
商品名:ガメラ
価格:6000円 スタンダードサイズ 6パーツ