この3つの円の重なりは何に見えるでしょうか?
どうやら世界的キャラクター=ミッキーマウスらしいです。
確かにシルエットとしてはそうですが、キャラクターとして認識するのは困難ではないかと。
では、楕円が3つに、直線が2本だとどうでしょう。
誰がなんと言っても「ウルトラマン」です。
もちろん、口元はもっと複雑で耳も書き足すべきですが、これを見て「ウルトラマン」と認識できる
というところが、このデザインの凄いところなんです。
だから、アッシはウルトラマンが好きなんです。
アッシは怪獣よりも断然、ウルトラマンなんです。
だから、ウルトラマンのフィギュアは可能な限り購入しています。
最近は素晴らしい出来のものも多く、不満はありません。
でも、そんだけウルトラマンが好きで、ソフビ作り人でもあるなら、オレ製ウルトラマンが欲しい。
ということで、当日版権ソフビとして作ることにしたわけです!
こちらが、本申請時に提出した原型写真。
察しの通り、ボディはLAST SUNGUTSのものです。「なんだ〜使い回しじゃん!」と言うなかれ。
むしろLAST SUNGUTSはウルトラマンを作りたいがために作ったのですよ。
そして、こちらがソフビとして仕上がったもの。
ここで「カラータイマーが無いじゃん!」「背びれが無いじゃん!」と思う方もいるでしょうが、
一応 アッシなりの理想のウルトラマンを作ってみたかったのです。
カラータイマーはカラー放送を意識して後から取り付けられたものですし、背びれはウエットスーツの
チャック隠しのために付加されたされたものですから、成田先生のおっしゃる
「コスモスの典型」としてのウルトラマンにとっては、不要なものだと考えるのです。
現に、カラータイマーはひな形には無く、背びれは商標登録の三面図に描かれていないことからも、
そのことは伺い知ることが出来ます。
そして、着ぐるみとしてのシワや継ぎ目などの再現や ソフビとしての模様の立体化は行っていません。
頭部にも、もちろん「覗き穴」や「耳のスイッチ」は造形していません。
ただただ、ウルトラマンであることだけに集中しました。
ただ、カラータイマーに関しては無いと許諾が得られないと考え、オプションとして付属させることにしました。
ピン状の青いパーツを付属させていますので、カラータイマーが無いとしっくり来ない方は、
キリなどで軽く穴を開けてから、ドライヤーで本体を暖めて差し込んで下さい。
正直 言うと、胴体を一体成型にするために首が太くなってる点と
自分の造形力不足による顔の再現度の低さに不満がないわけではありません。
楕円3つと直線2本で表現できるにも関わらず、その構成には微妙なバランスで成り立っている。
改めて「ウルトラマンのデザインは凄いものだ」と実感させていただきました。
商品名:ウルトラマン
価格:6000円 高さ:210ミリ 4パーツ
ボディパーツはLAST SUNGUTSと同じですが、塗装マスク費用がかなりかかってしまいました。
超メジャーキャラクターではありますが、よほどアッシの好みと合った人しか購入しないと
思いますので、イベント当日版権のみの販売にします。
ですから、イベント会場で見かけたときはよろしくお願い致します。
いやはや、作れてよかった!!