妖怪学園

うらなめ
なんでもモノの「うら」を好んでなめる妖怪で、たいていはなめられていても「うら」なので気づかない。
このうらなめになめられると幸福になると言われているようないないような。


SUIKO SUIKOは河童娘。好奇心旺盛な年頃なので、ちょくちょく人間界を見に行くのが好き。人間文明の産物とはなぜか相性が悪く、いつも頭のお皿の水が乾くような災難に見舞われる。	うらなめなんでもモノの「うら」を好んでなめる妖怪で、たいていはなめられていても「うら」なので気づかない。このうらなめになめられると幸福になると言われているようないないような。	オニタロー気に入らないことがあると、手に持っているこん棒で殴り壊してしまう。壊したあとはいつも落ちこむ。本人は鬼の子供と思っているが、なぜか背中には小さな羽が生えている。

ふーたん FOO-TANは後ろにも口ある二口女。アイドルを夢見てオーディションを受けまくっている。トークが苦手なため、テレビには出させてもらえない。後ろの口はすごく喋るんだけど、それは見せられない。	ロクさん ROKU-SANはろくろ首。駆け出しのファッションモデルで、性格が良くクライアントの受けもいい。しかし、背が小さいため、最終選考には残らない。首を伸ばせば180cmを超えるんだけど。	ヒトリン HITO-RINは一つ目女。体を動かすことが大好きで、ダンサーになるべく練習中。一つ目だから、周りが見えなくなってしまうことが多くメンバーとダンスを合わせられないのが難点。

フラモン FRAMONは合成人間。ぼんやりしているように見られるが、すごい力持ちで肉体労働が得意。死んだ人間から作られているので、体のにおいが臭いのではないかと気にしている。	ウルフィー WOLFYは満月になると狼に変身しちゃう女の子。美容師を夢見て学校に通っている。変身したときに毛が全身に生えるせいか、普段でも少し毛深いことが一番の悩み。	キュララ CULALAはヴァンパイア。木に逆さにぶらさがって、大好きな人間の血を我慢している。最近では、このぶらさがりがクセになってきて、鉄棒選手を目指そうかと考えている。

手長足長双子 LONG TWINSは手の長い妹と足の長い姉の双子。海の近くで生まれたため、子供の頃からビーチバレーが大好き。人間の大会に出ようと練習しているが、背負ってのプレーがルール的に問題となっている。	ネココ NECOCOは百年以上生きた猫の妖怪ねこまた。人懐っこい性格で、誰とでも仲良くできるのが特技。ただし、気まぐれな性格で、いつもみんなに迷惑をかけてしまうが、全然悪気がないので憎めない。	どどめっち DODOMECHは全身に目がある女の子。カメラで素敵なモノを撮るのが趣味で、いつもカメラを持ち歩いている。ただ、どの目で見たものか分からなくなって、シャッターチャンスを逃すことも。

まーメイド MARMAIDは半分人間、半分お魚。テレビで見たメイドさんになるのが憧れ。夏場は海の家でメイドさん活動をしているが、陸に上がれないことをいつも悔しがっている。	ちょんちょん CHON-CHONは沖縄の精霊キジムナーの女の子。人間と遊ぶのが好きで、その相手を幸福にする能力を持っているが、相手が大人になると見えなくなってしまうようで、いつも寂しい思いをしている。	ざしきょん ZASHI-KYONは女の子の座敷わらし。住み着いた家は栄えると言われているが、いることに気づかれないことが多い。妖怪仲間といるときでも存在を忘れられて置いてけぼりにされることも。

ちょうちんおばけ長い間使われなくなった提灯が妖怪となった。長い間といっても、もう時代劇の世界なので、使われなくなった恨みもなく、LEDに押され白熱球が妖怪化するのを楽しみに待っている。	ぬらりひょん校長ぬらりひょんで、妖怪学園の校長先生。授業中は特にすることが無いので、教室の後ろでニコニコ参観している。ただ、誰にも気づかれず急にいたりするので、結構おどろく。	ハーピーギリシア神話で伝えられる女面鳥身の妖怪。食欲旺盛で空から美味しそうな食べ物をいつも狙っている。その甲斐あってか、妖怪仲間からはグルメとして一目おかれている。